親の借金を肩代わり・感覚が麻痺

父親の多額な借金

我が家はいまどきにすると兄弟が多く、女2人男3人の5人兄妹でした。 父親は自営業、母は体が弱く短時間のパートしか続きません。 しかも兄弟の中で長女の私だけが成人しており、他は皆未成年でした。

父親の自営業は下請けの電気工事でしたが、あまりうまくいっていませんでした。 その事業のためにした借金が家計に重くのしかかっていたのです。 父親の借金返済のために長女の私は進学をあきらめ、働いて家計を助けることにしました。

しかしそんな中で父親が知人に騙され、またしても借金を重ねてしまったのです。 私は感覚が麻痺していたのでしょう。 なんとかしないといけないと思い、夜のバイトも始めることにしました。

父親と母親もそんな生活が当たり前のようになっていて、いつしか私の収入を当てにしていました。 でも、昼の仕事と夜の仕事の掛け持ちで体を壊してしまい、収入が激減します。

自己破産の薦め

親からの借金返済の催促があったときには悲しく思いました。 そんな時、出会った男性のおかげで目を覚ますことができました。 親の借金は子供が肩代わりする必要が無いのだそうです。

もっと自分の人生を大切にしたいと思い親に打ち明けましたが、その男性との付き合いを反対されるだけでした。 それで私は家を出る決意をしました。 私が家を出て数ヶ月後、両親が謝りに来ていました。

私も今までの不満をぶつけました。 父親には自己破産と自営業を畳むことを勧めました。 下の兄弟たちもそれぞれバイトをすることになり、これで少しはマシになっていくのではないかと期待しています。